東京五輪エンブレムのパクリ騒動から学ぶ

e0353219_18455921.jpg

このポスターのデザインは本当にいいなぁ~と思います。きっと佐野氏もそう思ったのでしょう。

e0353219_18451715.jpg

このモダン・タイポグラフィの巨匠、ヤン・チョヒルトの展覧会のロゴ製作者はグラフィックデザイナーの白井敬尚氏です。

e0353219_18450847.jpg

落ちつた配色と縦の部分に写真を入れたり、透かしにしているとこが気に入っています。展覧会場の建物にも溶け込んで一体化しています。

かなり完成度が高いロゴなので、これをじっくり眺めて「似て非なる」これ以上のものを創りだせれば相当に想像力が豊かな非凡なデザイナーであると思いますね。

ところが大多数の凡人さんの場合はどうなるかというと、目に焼きついた形から脱却できず、以下のような単純なことをやってしまうのです。

一つ目、形はそのままで、配色だけを変更する。

二つ目、形を少しだけ真似する。

その結果、どうなってしまうかというと。

e0353219_18452662.jpg

佐野さんは欲張りですね。三角形と円形を縦棒にくっ付けて、配色も変更しました。

こういう事をやると、ほとんどが「似て非なる」とんでもなくダサイものになってしまうんです。

これは、木工品のデザインを考える時も同じなんです。ですから、凡人の私は素晴らしい作品をネットで見た時は、敢えてじっくり見ないよう心掛けています。

但し、例えば椅子で素晴らしい作品があれば、箱物に応用できないかと考えたりはします。それと、プラスチックや金属製品で優れたモノを木でできないか考えたりもします。

それで、佐野さんの場合はその結果、どうなったかというと。

e0353219_18453706.jpg

せいぜい、mono momanの「寄木積木」の宣伝ポスターぐらいにしか使い途がないのですね。(冗談半分)

この二つの作品は「馬鹿と天才は紙一重」みたいなところを感じます。あらためて、佐野さんから学ばさせていただきました。

今回の件では、佐野研二郎氏の個人的問題は大したことではないと思います。ズルがバレタだけですし、今後は表舞台に登場できないほどに社会的制裁を受けていますから。問題は以下です。

このパクリ原案を東京五輪エンブレムに決めた審査員達は、善からぬことを策略したのでしょう。もし万が一、本当にこのデザインが東京五輪にふさわしいと判断したのであれば、今からでも遅くないから転職されることをお勧めします。

とても恥ずかしくて、デザイナーと胸を張ってお仕事ができないでしょうに。

マスコミはこの審査委員の行動を徹底的に掘り探り、国民に真相を報道すべきです。ところがマスコミは、この審査員達に物凄く優しいのです。ここが大問題なんです。電通関係者が二人もいるから?

2020年東京オリンピックエンブレムのデザイン選考の審査委員会
審査を取り仕切ったのは、大会組織委・マーケティング局長で電通の槙英俊氏。
【審査委員】
・委員長:永井一正 日本グラフィックデザイナー協会特別顧問
・浅葉克己 日本グラフィックデザイナー協会会長、浅葉克己デザイン室主宰
・細谷巖 東京アートディレクターズクラブ会長、ライトパブリシティ社の会長
・平野敬子 デザイナー/ビジョナー、 CDL所長
・長嶋りかこ グラフィックデザイナー、博報堂退職後village®主宰、34歳
・片山正通 インテリアデザイナー、武蔵野美大教授
・真鍋大度 メディアアーティスト/プログラマー/インタラクションデザイナー
・高崎卓馬 電通、疑惑のサントリートートバックデザインの依頼者

もう一つ。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長と武藤敏郎事務総長は何時辞任するのでしょうか。まさか、この監督責任を知らんぷり?いくらなんでも、それはないだろう。

本日の一曲

昨日は十五夜でしたが、満月は本日です。「JULIE LONDON / BLUE MOON」。


[PR]
by monomoman | 2015-09-28 19:03 | 日々雑感 | Comments(0)
<< オヤジ木目の壁掛け時計 あんぽ柿と安保ガキ >>